上川養鱒場 ( かみかわようますじょう ) | 日記 | 上川養鱒場たより10月 3日 朝

彼岸の中日から十日が過ぎ、彼岸花は色あせて路肩で咲いている。
　金木犀も小さな黄色い花が落ち、あの甘い香りもしない。
　庭先で紫式部が、数珠つなぎに紫の実を付け枝が垂れ下がっている。
　
　先日、道の駅に寄ったら、アケビの実がフードパックに入れて売られていた。
　熟したアケビの実を口にほうばり、甘い実を食べ、
種を口先から機関銃のように外に出していた子供のころを思いだす。
　もう少し過ぎれば、自然薯（じねんじょ　山芋）ｔも土の中で大きくなり、掘り出し頃だ。すり下ろたあのねばねば感は、どの芋より腰がある。
　下した芋を出し汁でのばした自然薯を、ご飯にかけて食べれば絶品だ。
　秋を丸ごと食べているようだ。