上川養鱒場 ( かみかわようますじょう ) の日記
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上川養鱒場たより 7月19日 朝
2018.07.19
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猛暑が続き熱中症で搬送される方が大勢いる。
こんなに暑いと外に出ない方がいい。
養鱒場も例年ならもっと涼しい。
今年はちょっと違う。
早く治まって欲しい。
今日も火の話しをしよう。
炭の発見発明は家の中での火の使用を可能にした。
同時に調理方法も薪を使った調理だけでなく、炭を使用した調理も発達した。
同じ火であっても、薪と炭では火の性質が異なる。
当養鱒場では薪を使うため、串刺しした魚は炎の前に置き、直火では焼かない。
遠赤外線で焼き上げる。
一方、焼き鳥 ウナギのかば焼きは炭の上に置き、直火で焼き上げる。
この違いは、火種からすすが出ているか、出ていないかの違いだ。
蝋燭の炎はその先端からすすが出ている。
炭は炭化しているため、すすは出ない。
すすが出る薪を使った火の上に食材を置くと、すすで真っ黒になる。
キャンプやBBQで炭を使うのはそのためです。
それに、炭は火のコントロールがしやすく、薪は火のコントロールが難しいのです。
薪を燃やした上に鍋を置くと、鍋底はすぐにすすで真っ黒になります。
