上川養鱒場 ( かみかわようますじょう ) の日記
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上川養鱒場たより 11月 3日 朝
2019.11.03
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今日は11月3日。
文化の日。
当養鱒場は魚を焼くのに囲炉裏で薪を燃やし、
その前に串刺しにした魚を立てて焼きます。
かって日本の民家は茅葺(かやぶき)屋根の家屋が多くありました。
茅葺屋根の家屋には囲炉裏があり、囲炉裏の上に鍋を置き調理をしていました。
囲炉裏の周りには近くの川で取れた魚が焼かれました。
私は囲炉裏は台所であり、冬には暖房設備であったと考えています。
当養鱒場に様々な国の人が見えます。
外国人は囲炉裏の前で魚を焼く風景を興味を持って見ています。
そんな外国人とお話をして分かった事があります。
「私の国でも魚を立てて焼いています」と誰も言いません。
日本以外の国では魚を立てて焼く習慣が無いのです。
中国でも立てて焼く習慣は無いようです。
私は外国人と話をして、囲炉裏で火を燃やしその前で魚を焼く方法は、
日本独特の調理方法であり、日本の調理文化であると考えています。
